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質問と回答

質 問 と 回 答 このホームページの内容や刑法のことなどについて質問をいただくことがあり ますので、その中のいくつかのことについて、ここで答えていくことにします。 サイバーネットでの犯罪 特に猥褻画像についてですが、どの判例にも「不特定多数」と言う表現があります。「特定」されていればわいせつ物陳列罪は成立しないのでしょうか? 例えば会員制のクラブで会員に対してのみわいせつ画像を見せたような場合は […]

刑法的断章のページ

刑罰思想の変遷 刑罰思想について簡単にまとめたものです。 犯罪報道と人権 犯罪について報道するということはどういうことなのか。 刑務所参観のすすめ 刑務所を見ることによって何が見えるのか。 刑法における「意思の自由」とは 刑法では人間に意思の自由があるかどうかは最も基本的な問題である。 刑法における「行為」とは何か 犯罪は人の「行為」であるが、「行為」とは一体何だろうか。 社会と規範の関係 規範と […]

刑法入門第4章

以上の部分は、刑法の世界への導入部のようなものです。これから、いよいよ刑法の中心部分へと入っていきます。 ところで、ここまで読んでこられて、みなさんが今まで「犯罪」という言葉で描いてきたイメージが、だいぶ違ってきたことでしょう。もう気づかれたかと思いますが、私たちは実は「犯罪」という言葉を使って、二つのことを表現しているのです。一つは、「犯罪」という言葉で表現される、好ましくない事態であり、もう一 […]

刑法入門第3章

罪刑法定主義 刑法は、犯罪という重大なルール違反に対して、刑罰というもっとも厳しい制裁を科すことによって社会秩序の維持をはかるものです。刑法が具体的に適用されることによって、犯罪が認定され、国家の刑罰権が具体化していきます。 刑法が適用される前提としては、まず、そこで用いられている言葉の意味が明確であることが必要です。条文の意味が不明確であれば、適用のしようがありませんし、国民の側から言っても、安 […]

刑法入門第2章

ナイフで胸を刺されたBの死体が発見される。 これは、人間の死に方としては、きわめて不自然な死に方ですが、ただそれだけでは何らの刑法的な問題は生じていません。発生した事実が「犯罪」として認定されることが問題の出発点です。いかなる事実も、何びとかによって犯罪として認知されなければ、刑法の世界とは無関係な事実にとどまります。右の場合は、一見して犯罪事実であることが明白ですから、このような場合には、それを […]

刑法入門第5章

犯罪が認定されますと、原則として刑罰が科せられます。そこで、最後に刑罰について簡単に説明したいと思います。 現在、法律家の多くは、刑罰では犯罪者の主観的責任が問題となり、刑罰は法的な非難のひとつの表現であると考えています。 人間社会の基本的な制度を考えますと、犯罪についても個人の責任を追求していくことは、私は基本的には正しいと思います。しかし、現在、犯罪の認定と刑の宣告は公開の場でなされますが、刑 […]

刑法入門第1章

これから刑法についての話をしますが、六法全書に載っている法律の中で、刑法はもっとも親しみやすい法律のひとつでしょう。簡単に言えば、刑法とは犯罪と刑罰を定めた法律ですが、「犯罪」という言葉じたい、他の法律用語に比べてそれ以上詳しい説明が必要でないほど、一般の人びとがもつそのイメージは比較的はっきりしています。例えば、刑法の199条には「人を殺した者は、死刑又は無期若くは三年以上の懲役に処する」と書か […]

情報支配社会における電子住民カードの意味とその危険性

[翻訳](関西大学法学論集第51巻4号101頁掲載) 金(キム) 基中(キジュン) 情報支配社会における 電子住民カードの意味とその危険性(抄訳) 김기중  정보지배사회에서 전자주민카드의 의미와 그 위험성 園田 寿(訳)  一 電子住民カードの概要  イ.電子住民カードは、証明の統合と情報の統合によって作り上げられる。まず、住民登録証、運転免許証、医療保険証、国民年金カードなど4つの証明が […]

京都アルファネット事件控訴趣意書

↑HOME 京都アルファネット事件 控訴趣意書           控 訴 趣 意 書             被  告  人   M  右の者に対するわいせつ物公然陳列被告事件について、控訴の趣意は左記の通りである。    一九九八年五月二六日             弁  護  人             弁  護  人             弁  護  人             弁  護 […]

あまちゅあふぉとぎゃらりー

↑index 大阪地方裁判所平成11年3月19日判決  平成九年(わ)第六三七号 わいせつ図画公然陳列被告事件   主 文  被告人を懲役一年六月に処する。  この裁判確定の日から三年間右刑の執行を猶予する。  訴訟費用は被告人の負担とする。   理  由 (罪となるべき事実) 被告人は、  第一 インターネットを利用し、男女の性器や性交場面を露骨に撮影したわいせつ画像の性器部分等にマスク処理を施 […]