基本的な学術文献(刑法編)

  1. 佐久間修 「『わいせつ情報』の頒布、販売、公然陳列について ― ビデオテープの複写と通信回線を利用した情報授受の罪責 ―(一)」 産大法学27巻2号(1993年)1頁
  2. 塩見淳 「猥褻物と猥褻情報」 判例タイムズ874号(1995年)58頁
  3. 山口厚 「情報処理技術の進歩と刑法」 落合誠一編『論文から見る現代社会と法』(有斐閣)(1995年)135頁
  4. 園田寿 「サイバーポルノと刑法 ―「物」を規制する刑法175条の限界」 法学セミナー501号(1996年)4頁
  5. 園田寿 「直言 安易な規制は問題」(インタビュー) 北日本新聞1996年9月8日(日)朝刊
  6. 園田寿 「インターネットのわいせつは処罰になじまず ― 各ユーザーで対処すべし」 『日本の論点’97』(文藝春秋)(1996年)526頁
  7. 山中敬一 「インターネットと電網犯罪」 関西大学情報処理センターフォーラム11号(1996年)3頁
  8. 浦田啓一  「インターネットを利用したわいせつ画像の提供につき、わいせつ図画公然陳列罪の成立を見とめた事例(東京地裁平成8年4月22日判決、公刊物未登載)」 警察公論51巻11号(1996年)116頁
  9. 長谷部恭男  「インターネットによるわいせつ画像の発信 ― ベッコアメ・インターネット事件 ―」 法律時報69巻1号(1997年)123頁
  10. 園田寿 「インターネットとわいせつ情報」 法律時報69巻7号(1997年)26頁
  11. 園田寿 「メディアの変貌 ― わいせつ罪の新たな局面 ―」 『中山研一先生古稀祝賀論文集第4巻』(成文堂)(1997年)167頁
  12. 園田寿 「コンピュータ・ネットワークとわいせつ罪」 『変革期のメディア』(ジュリスト増刊)(1997年)168頁
  13. 園田寿 「ネットに潜むあぶない犯罪を」(インタビュー) PCComputing 1997年7月号(1997年)162頁
  14. 岡村久道 「アダルト画像(わいせつ表現)」 岡村久道/近藤剛史『インターネットの法律実務』(新日本法規)(1997年)213頁
  15. 臼木豊 「陳列の意義」 『刑法判例百選』(有斐閣)(1997年)188頁
  16. 前田雅英 「インターネットとわいせつ犯罪」 ジュリスト1112号(1997年)77頁
  17. 堀内捷三 「インターネットとポルノグラフィー」 研修588号(1997年)3頁
  18. 山口厚 「コンピュータ・ネットワークと犯罪」 ジュリスト1117号(1997年)73頁
  19. 稲垣隆一 「インターネット犯罪をどう防ぐか」 藤原宏高編『サイバースペースと法規制』(日本経済新聞社)(1997年)295頁
  20. 園田寿 「わいせつの電子的存在について ― サイバーポルノに関する刑法解釈論 ―」 関西大学法学論集47巻4号(1997年)1頁
  21. 加藤久雄 「インターネットと『わいせつ規制』」 『新・判例コンメンタール 刑法5』(三省堂)(1997年)83頁
  22. 名取俊也 「わいせつ画像データを刑法175条の『わいせつ図画』と認定した事例 ―(岡山地裁平成9年12月15日判決・公刊物未登載)―」 研修596号(1998年)21頁
  23. 前田雅英 「インターネットわいせつ画像と175条 ― 東京地判平成8年4月22日(判時1597号151頁) ―」 前田雅英著『最新重要判例250刑法’98年版』(弘文堂)(1998年)230頁
  24. 塩見淳 「わいせつ画像を掲載したホームページの開設とわいせつ図画公然陳列罪の成否 ― 東京地裁平成8年4月22日判決 ―」 判例セレクト’97(法学教室210号別冊)(1998年)37頁
  25. 佐久間修 「ネットワーク犯罪におけるわいせつ物の公然陳列」 『西原春夫先生古稀祝賀論文集第三巻』(成文堂)(1998年)217頁
  26. 牧野二郎/小倉秀夫 「インターネット法規制のゆくえ」 インターネット弁護士協議会(ILC)編著『インターネット法学案内』(日本評論社)(1998年)161頁
  27. 牧野二郎 「市民力としてのインターネット」 [叢書]インターネット社会(岩波書店)(1998年)
  28. 後藤啓二 「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の一部を改正する法律について」 警察学論集51巻4号(1998年)120頁
  29. 吉田統宏 「わいせつ画像データを刑法175条の『わいせつ図画』と認定した事例[岡山地裁平成9年12月15日判決・確定・公刊物未登載]」 警察学論集51巻4号(1998年)169頁
  30. 園田寿 「『虐待防止』理由にした 表現への過剰介入防げ」 新聞研究562号(1998年)51頁
  31. 園田寿 「サイバーポルノとわいせつ図画公然陳列罪の成否 ― 東京地裁平成8年4月22日判決 ―」 『平成9年度重要判例解説』(ジュリスト臨時増刊)(1998年)165頁
  32. 園田寿 「山形わいせつ情報海外送信事件判決」 法学セミナー523号(1998年)127頁
  33. 園田寿 「わいせつの罪」 法学教室215号(1998年)38頁
  34. 園田寿 「わいせつ情報と、どう共存」 毎日新聞1998年6月19日(金)夕刊
  35. 牧野二郎 「『わいせつ』とプロバイダの責任」 牧野二郎著『市民力としてのインターネット』(岩波書店)(1998年)58頁
  36. 園田寿 「インターネット時代 有害情報をどう考えるか」 現代教育新聞1998年7月1日(水)4面
  37. 園田寿 「わいせつ画像 どう規制」(インタビュー) 毎日新聞1998年8月11日(火)朝刊
  38. 後藤啓二 「風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の一部を改正する法律について」 ジュリスト1140号(1998年)64頁
  39. 前田雅英 「ハイテク犯罪の現状と課題」 ジュリスト1140号(1998年)92頁
  40. 園田寿・川口直也 「わいせつ画像のデータが記憶・蔵置されたパソコン通信のホストコンピュータが、刑法175条の『わいせつ物』であると認定された事例−京都地方裁判所平成9年9月24日第2刑事部判決(控訴中)公刊物未登載−」 関西大学法学論集48巻2号(1998年)168頁
  41. 山口厚 「情報通信ネットワークと刑法」 『現代社会と刑法』(岩波講座 現代の法6)(1998年)103頁
  42. 服部孝章 「Vチップと表現の自由」 法律時報70巻11号(1998年)34頁
  43. 紙谷雅子 「チャイルド・ポルノグラフィと表現の自由」 法律時報70巻11号(1998年)37頁
  44. 山口いつ子 「風営法改正と青少年保護 インターネット上の表現に対する規制を中心として」 法律時報70巻11号(1998年)41頁
  45. 後藤啓二 「コンピュータ・ネットワークにおけるポルノ問題(上)(下)」 ジュリスト1144号(1998年)107頁、ジュリスト1145号(1998年)80頁
  46. 臼木豊 「マスク処理されたわいせつ画像データの記憶・蔵置とわいせつ図画公然陳列罪 ― 岡山地裁平成9年12月15日判決 ―」 判例セレクト’98(法学教室222号別冊)(1999年)33頁
  47. 木村順吾 「社会道徳に反する情報発信の制約――猥褻法の現状と課題――」 木村順吾著『情報政策法―ネットワーク社会の現状と課題―』(東洋経済新報社)(1999年)131頁
  48. 岡村久道 「日本の法規制の現状と対応」 季刊トップ1998年WINTER(vol.17)48頁
  49. 片桐裕 「風適法改正と今後の風俗警察行政の諸問題」 警察学論集52巻2号(1999年)1頁
  50. 羽室英太郎 「ハイテク犯罪捜査における技術的留意点事項について(上)(下)」 警察学論集52巻2号(1999年)96頁、同3号133頁
  51. 廣田耕一・楠芳伸・遠藤剛 「『風俗営業等の規制及び業務の適正化等に関する法律の一部を改正する法律』逐条解説(1)(2)(3・完)」 警察学論集52巻2号(1999年)33頁、同3号111頁、同4号97頁
  52. 鈴木秀美 「インターネット・プロバイダの刑事責任」 法律時報71巻4号(1999年)116頁
  53. 松井茂記 「インターネット上の表現行為と表現の自由」 高橋和之+松井茂記編『インターネットと法』(有斐閣)(1999年)9頁
  54. 山中敬一 「インターネットとわいせつ罪」 高橋和之+松井茂記編『インターネットと法』(有斐閣)(1999年)65頁
  55. クリスチャン・シュワルツェネッガー(園田寿 訳)「インターネットにおける刑法の場所的適用範囲」
    関西大学法学論集49巻1号(1999年)125頁
  56. 真嶋理恵子 「サイバーポルノ判断の米国連邦最高裁法理の問題点――通信品位法違憲判決後も残る「コミュニティ・スタンダード」」 ジュリスト1159号(1999年)98頁
  57. 堂本照樹 「サイバースペースにおける表現の法的規制と私的コントロール」 田村善之編『情報秩序・ネットワーク』(北海道大学図書刊行会)(1999年)255頁
  58. 齋野彦弥 「情報の高度化と『域外適用』について」 田村善之編『情報秩序・ネットワーク』(北海道大学図書刊行会)(1999年)285頁
  59. 後藤啓二 「インターネット上の誹謗中傷、詐欺その他違法・有害情報の現状と対策について(上)(下)」 ジュリスト1159号(1999年)118頁、ジュリスト1160号(1999年)91頁
  60. 原禎嗣 「インターネットにおけるわいせつ図画陳列行為処罰の可能性と限界」 北陸法学7巻1号(北陸大学法学部)(1999年)55頁
  61. 山本光英 「一 わいせつ画像の性器部分に画像処理ソフトでマスク処理したものをプロバイダーのサーバーコンピュータに送信してその記憶装置内に記憶・蔵置させ、不特定多数のインターネット利用者において受信した画像データを同じソフトを利用することによりマスクを取り外した状態のわいせつ画像を復元閲覧することが可能な状況を設定し、アクセスしてきた不特定多数の者にわいせつ画像を再生閲覧させたことが、わいせつ図画公然陳列罪にあたるとされた事例  二 わいせつ物等公然陳列罪の対象となるわいせつ物には有体物のみならず情報としてのデータも含まれるとすることも刑法の解釈として許されると判示した事例」 判例時報1679号(1999年)237頁
  62. 川端博 「インターネット画像とわいせつ物陳列罪の客体」 研修616号(1999年)3頁
  63. 園田寿・牧野二郎・露木康浩・前田雅英 「《座談会》ハイテク社会と刑事法」 現代刑事法1999年12月号(No.8)(1999年)4頁
  64. 塩見淳 「インターネットとわいせつ犯罪」 現代刑事法1999年12月号(No.8)(1999年)35頁
  65. 南部篤 「電子メディアとわいせつ表現物の刑事規制―わいせつ画像情報の『わいせつ図画』性を中心に―」 法学紀要40巻(1999年)75頁
  66. 中山研一 「わいせつ罪の保護法益」 現代刑事法2000年3月号(NO.11)(2000年)4頁
  67. 園田寿 「陳列概念の弛緩―「アルファーネット事件」控訴審判決―」 現代刑事法2000年3月号(NO.11)(2000年)10頁
  68. 伊藤智 「コンピュータネットワーク上のわいせつ事犯等の現状」 現代刑事法2000年3月号(NO.11)(2000年)28頁
  69. 加藤久雄 「わいせつ犯罪と刑事政策―成人ポルノ解禁と幼児ポルノ厳禁について―」 現代刑事法2000年3月号(NO.11)(2000年)37頁
  70. 丸山隆利 「インターネットにおけるわいせつ情報の刑事規制に関する若干の考察」
    立正大学法制研究所研究年報5(2000年)49〜59頁
  71. 鬼塚賢太郎 「パソコンネットのわいせつ画像データ(法律家の目)
    法令ニュース35-3(2000年3月)16頁
  72. 伊東研祐 「猥褻罪の現代的様相」 『現代社会と刑法各論 第三分冊』成文堂(2000年)373頁
  73. 伊藤 智 「インターネット上の違法・有害コンテンツの現状と対応(特集 ハイテク犯罪対策の推進)」 警察学論集53巻8号(2000年)37〜60頁
  74. 渡邊卓也 「電脳空間におけるわいせつ画像情報と刑事規制の客体性」 早稲田大学大学院社会科学研究科紀要別冊第5号(2000年)217頁
  75. 園田寿 「わいせつ画像」 サイバーロー研究会【編】(指宿信【編集代表】)『サイバースペース法−新たな法的空間の出現とその衝撃』日本評論社(2000年)131頁
  76. 園田寿 「改正風適法」 サイバーロー研究会【編】(指宿信【編集代表】)『サイバースペース法−新たな法的空間の出現とその衝撃』日本評論社(2000年)136頁
  77. 山川景逸 「インターネット上のわいせつ画像データを刑法175条のわいせつ画像と認定した事例(平成12・7・6横浜地川崎支判)」 研修628号(2000年)119〜124頁
  78. 山口厚 「プロバイダーの刑事責任」 法曹時報52巻4号(2000年)1頁
  79. 園田寿 「FLMASK(エフエルマスク)リンク事件」 捜査研究2000年5月号(No.583)(2000年)10頁
  80. 橋本正博 「いわゆるパソコンネットの開設・運営者がホストコンピュータのハードディスク内にわいせつ画像データを記憶・蔵置し、電話回線を使用してこれをダウンロードさせるようにした場合にわいせつ物公然陳列罪の成立を認めた事例―大阪高判平成11・8・26判時1692号148頁」 現代刑事法2000年9月号(No.17)(2000年)79頁
  81. 川崎友巳 「サイバーポルノの刑事規制(一)」 同志社法学51巻6号(2000年)82頁
  82. 川崎友巳 「サイバーポルノの刑事規制(二・完) 同志社法学52巻1号(2000年)1頁
  83. 前田稔 「フィルターソフトを用いた公立図書館による「わいせつ物」インターネット利用規制の合憲性−ルーデューン判決の評価−」 筑波法政29号(2000年)131頁
  84. 前田雅英 「今世紀末の犯罪状況と刑事政策の転換」 刑政111巻12号(2000年)50頁
  85. 岩間康夫 「インターネット上のわいせつ情報」 『刑法の争点<第3版>(ジュリスト増刊 法律学の争点シリーズ1)』(2000年)238〜239頁
  86. 渡邊卓也 「(判例評釈)インターネット接続業者のサーバコンピュータ内に記憶・蔵置されたわいせつ画像について」 早稲田法学76巻1号(2000年)177頁
  87. 荒川雅行 「ハイテク犯罪の現状と課題」 刑政111巻12号(2000年)42頁
  88. 園田寿 「サイバースペースと刑法―メディアが鳴らす刑法の不協和音―」 法学教室2001年1月号(No.244)(2001年)39頁
  89. 石堂功卓 「IT革命とコンピュータ関連犯罪」 中京法学35巻3・4合併号(2001年)153頁
  90. 園田寿 「インターネットと性情報―サイバーポルノの刑法解釈論―」 現代性教育研究月報2001年5月号Vol.19, No.5(2001年月)6頁
  91. 相澤恵一 「『コンピュータ・ネットワーク関連犯罪』」に関するワークショップ(特集 第10回国連犯罪防止会議)」 罪と罰38巻3号(2001年)14〜22頁
  92. 浅田和茂 「パソコンネットの開設運営者が自己の管理するホストコンピューターのハードディスク内にわいせつ画像データを記憶・蔵置させるなどした事案において、わいせつ物公然陳列罪の成立を認めた事例(大阪高判平成11・8・26)」 判例評論508(判例時報1743号)(2001年)216〜220頁
  93. 園田寿 「インターネットと刑法―問題状況(特集 ネットワーク犯罪)」 刑法雑誌41巻1号(2001年)60〜65頁
  94. 塩見 淳 「インターネットを利用したわいせつ犯罪(特集 ネットワーク犯罪)」 刑法雑誌41巻1号(2001年)66〜76頁
  95. 園田寿 「わいせつ画像データを有料で送信した行為にわいせつ図画販売罪が認められた事例(横浜地川崎支判平成12・7・6)」 『判例セレクト’00(月刊法学教室246別冊付録)』(2001年)37頁
  96. 北原一夫 「閲覧可能なわいせつ画像データとわいせつ物公然陳列罪の成否(最高三小決平成13・7・16)」 研修641号(2001年)109〜110頁
  97. 横溝 大 「海外へのわいせつ画像データの送信に対する刑法175条の適用(大阪地判平成11・3・19)」 ジュリスト1220号(2002年)143〜145頁
  98. 只木 誠 「サイバーポルノとわいせつ物公然陳列罪の成否(最高三小決平成13・7・16)」 『判例セレクト’01(月刊法学教室258別冊付録)』(2002年)35頁
  99. 山口 厚 「サイバーポルノとわいせつ物公然陳列罪(最決平成13・7・16刑集55巻5号317頁)」 平成13年度重要判例解説(2002年)167〜168頁